2018年 04月 06日
ピロリジジンアルカロイド
ピロリジジンアルカロイドはピロリジジンを基本骨格とするアルカロイドであり、これまでに300種類以上の天然物が知られている。
ピロリジジンアルカロイドは、ムラサキ科、キク科、ラン科、マメ科植物によく含まれている他、まれにヒルガオ科やイネ科植物でも見つかる。
シソ科では少なくとも一種がピロリジジンアルカロイドを産生している。
ピロリジジンアルカロイドには肝毒性がある。・・(中略)・・フキやツワブキを食する際に灰汁抜きが必要な理由でもある。
ナルトサワギクなどは、これを食べた家畜が中毒死したなどの報告がある。
アサギマダラなどのマダラチョウの仲間は、一部の植物の花の蜜から特定のピロリジジンアルカロイドを摂取して体内に蓄えている。
これは、敵からの防衛のためであると共に、オスが放出する性フェロモンの原料ともなっていることが明らかとなっている。(ウィキペディアより)